Blood

Blood は Maneki の取引残高の合計です。保護 Blood と非保護 Blood からなり、どちらも同じように取引に使えますが、交換ルールは異なります。

1つの残高、2つの部分

アプリに表示される Blood には、両方がすでに含まれています。

Blood = 保護 Blood + 非保護 Blood
  • 保護 Blood. 手数料前の 1 Blood = 1 USDC での交換用に USDC が確保されている部分です。ミントで受け取った Blood から始まり、損失や交換で減少することがあります。
  • 非保護 Blood. 取引の確定利益や Energy 報酬を含む、残りの Blood です。こちらも手数料前は 1:1 で交換できますが、共有の利益流動性が利用可能な場合に限られます。

たとえば、1,200 Blood のうち 980 が保護されている場合、保護 Blood 980 + 非保護 Blood 220 です。合計は 1,200 Blood です。

Blood の獲得と使用

ミントで生まれ、確定した取引利益や Energy 報酬で増え、確定損失や交換で減ります。ミント時に受け取った Blood は、最初はすべて保護されています。

1,000 USDC → 手数料20 USDC + 980 Blood(保護対象)

利用可能な Blood と証拠金

ポジションを開くと、Blood が証拠金として確保されます。保護されている Blood も、保護されていない Blood も使えます。利用可能な Blood は、保有ポジションと約定待ちの新規注文に確保された証拠金を差し引いた残高です。

利用可能な Blood = Blood − 使用中の証拠金 ポジションの想定元本 = 証拠金 × レバレッジ

980 Blood から 100 Blood を証拠金としてレバレッジ 10× で使うと、利用可能な Blood は 880、ポジションの想定元本は 1,000 Blood になります。ポジションを開いた時点の総残高は 980 Blood のままです。

証拠金を確保するだけでは、総 Blood も保護額も減りません。決済すると証拠金の拘束が解かれ、取引の損益が反映されます。各ポジションの最大損失は、そのポジション自身の証拠金までです。

2つの部分の交換

交換では保護 Blood から先に消費します。交換できるのは拘束されていない Blood だけです。利用可能な Blood と表示されていても、その全額をすぐに交換できるとは限りません。

Blood の変換と Maneki の旅立ちについて詳しく読む →

損失が2つの部分に与える影響

損失決済や清算では、まず非保護 Blood が減ります。損失がその部分を超えると、残りの損失が保護 Blood を減らします。保護額が損失後の Blood 残高を超えることはありません。「保護」は交換用の USDC が確保されていることを示し、取引損失を防ぐものではありません。

未反映の Energy 報酬は、損失を差し引く前に Blood に加算されます。その後の利益や Energy 報酬で増えるのは保護されていない Blood であり、失われた保護額は回復しません。

決済順序が重要な理由

200 Blood がすべて保護されている状態から始めます。一方のポジションで保持曲線適用後に 80 Blood の利益、もう一方で 100 Blood の損失が出るとします。決済の間に Energy 報酬や交換はないものとします。

決済順序最終 Blood 合計最終保護 Blood最終非保護 Blood
利益 80 → 損失 1001801800
損失 100 → 利益 8018010080

先に確定した利益は、後の損失の一部を吸収します。損失後に確定した利益は、保護額を回復しません。この例では最終的な Blood は同じですが、後者では 80 Blood が保護されず、共有の利益流動性がなければ USDC に交換できません。

「すべて決済」でも各ポジションは個別に決済され、約定した順に損益が反映されます。同じ Maneki の複数の決済が実行可能な場合、keeper は利益の出ているものを損失の出ているものより先に約定させようとしますが、この順序は保証されません。決済リクエストを送った順ではなく、清算も含めた実際の処理順が結果を決めます。